「ダイソー ベイトリール」というキーワードでこの記事にたどり着いたあなたは、今、話題のAI-2000について詳しく知りたいと考えているのではないでしょうか。2025年5月に発売されたこのベイトリールは、その価格からは想像できないほどの性能で、釣り人の間で大きな注目を集めています。しかし、「在庫がなくて売ってない」「どこに売ってるの?」といった声も多く、売り切れ続出でなかなか手に入らないのが現状です。
この記事では、そんなダイソーのベイトリールAI-2000について、基本スペックやJANコード、実際のインプレッションを詳しくご紹介します。また、気になるハンドルの巻き方向、特に左巻きへの対応状況についても解説します。さらに、購入を検討している方が気になるであろう、改造やカスタムの方法、PEラインやナイロンラインの選び方と巻き方、ベイトリール初心者にとって避けたいバックラッシュの対策、そしてドラグ性能の評価と調整方法まで、AI-2000に関するあらゆる情報を網羅してお届けします。この記事を読めば、AI-2000の魅力と注意点、そして使いこなし方がきっと見えてくるはずです。
- AI-2000の基本的なスペック、価格、そして実際の使用感や評価
- 現在の商品在庫状況、どこで購入できるか、また入手するための具体的な方法
- ハンドルの巻き方向(右巻き専用であること)と左巻きへの変更の可否
- AI-2000のカスタム・改造方法、おすすめのラインの種類、バックラッシュ対策、ドラグ性能と調整方法
ダイソーベイトリール:驚きの実力
「AI-2000」の基本スペックやJANコードとインプレを紹介

ダイソーから2025年5月17日(土)前後に、税込1,100円という驚きの価格で発売されたベイトリール「AI2000」は、その価格設定から注目を集めています。主なスペックは以下の通りです:
- 商品名: ダイソー ベイトリール「AI2000」
- 価格: 税込1,100円
- ギア比: 5.3:1 (パワー重視のローギア)
- ベアリング数: 1 (スプール内部に1個) (※「2+1」という表記については、スプールとワンウェイクラッチのボールベアリングに加え、カスタムで追加可能なブッシュを指している可能性が指摘されています。)
- ラインキャパシティ: ナイロン3号 約150m
- 巻取り方向: 右ハンドル専用
- ボディ素材: 軽量プラスチック (ABS樹脂)
- ブレーキ: 12段階ダイヤル式マグネットブレーキ
- スプール重量: 約22g (一般的より重め)
- 本体重量: 約200g (実測199g)
- JANコード: 4550480595634
- 糸付き: なし (ライン別売)
見た目の印象としては、価格以上の高級感があり、ブラックを基調に深みのあるブルーがアクセントに使われています。おもちゃ感は少なく、釣具らしい存在感があると感じるユーザーもいます。
巻き心地には多少のザラつきやカチャつきがあるものの、価格を考慮すれば許容範囲であり、致命的な違和感はないと評価されています。クラッチのON/OFFはスムーズで、実釣中に不安を感じることは少ないようです。
軽めのルアー(8〜12g程度)での試投では問題なく使用できたという報告がある一方で、ベイトリールに不慣れな初心者にとっては、軽量ルアーの扱いは難しいと感じるかもしれません。しかし、練習用やサブ機としては「最高の1台」 との評価が多く、「とりあえずベイトリールを触ってみたい」という用途には非常に適しています。
在庫状況:売ってない?どこに売ってる?
「AI2000」は2025年5月17日(土)頃に発売され、税込1,100円という破格の値段で提供されています。しかし、発売直後から品薄状態が続いており、入手が難しい状況です。
主な販売店舗は一部の大型ダイソー店舗や釣具取扱店舗に限定される傾向があり、小型店舗ではそもそも入荷していないケースもあります。オンラインストアでの取り扱いは2025年5月時点では未対応です。
確実に入手するための「裏ワザ」としては、以下の方法が挙げられます:
- ダイソー公式アプリで在庫をチェックし、遠方の店舗に行く前に電話で再確認する。
- 大型店舗を狙う。
- オープン直後の早朝に訪れる。
- 店員に直接入荷状況や他店舗の情報を聞く。
- SNSで最新情報を収集する。
- 取り寄せサービスを利用する(在庫切れの場合は不可)。
- 諦めずに定期的に店舗をチェックする。
- 釣り仲間と情報交換する。
- 近隣都市の大型店舗も視野に入れる。 また、ダイソーには直営店とフランチャイズ店があり、直営店の方が入荷しやすい傾向があるとの情報もあります。
品薄状態のため、フリマサイトなどで定価以上の高額で転売されているケースも確認されており、この価格帯のリールに転売価格を出すのは「冷静になろう」と注意喚起されています。
>>>ダイソーネットストア(ベイトリールで検索)
>>>DAISOアプリ(android)
>>>DAISOアプリ(iPhone)
ハンドルは左巻きにできる?
ダイソーのベイトリール「AI2000」は、右ハンドル専用モデルです。残念ながら、スピニングリールのように左右にハンドルを付け替えることはできません。
普段スピニングリールで左巻きに慣れているユーザーにとっては、右巻きには「少し違和感がある」と感じる場合があります。キャスト後の持ち替えやリトリーブ時に「巻きづらい」と感じることも指摘されています。そのため、左巻き派のユーザーは、左巻きモデルのある別のリールを検討することが推奨されています。
ダイソーベイトリールを使いこなす
「AI-2000」の改造・カスタムで性能アップ
「AI2000」は内部構造が比較的シンプルなため、カスタムや分解・整備の練習台として非常に適していると評価されています。しかし、安価ゆえにバリが残っていたり、内部に細かいゴミがあったりする場合があるため、グリスアップなどのメンテナンスも推奨されています。
主なカスタム方法と効果は以下の通りです。
- ベアリングの追加:
- 既存ベアリング: 元々スプールに1個のボールベアリングがあり、ハンドルの逆回転を防ぐワンウェイクラッチにもボールベアリングが含まれています。
- 追加箇所と効果:
- スプール軸受ブッシュ: マグネットブレーキ側のスプール軸受ブッシュ(内径約3mm、外径約10mm、厚さ約4mm)をベアリングに交換することで、回転性能が大幅に向上し、キャスト距離が伸びると報告されています。ただし、スプール軸の太さが3.2mmと公称値と異なるため、スプール軸を削るか、内径3.175mmのベアリングを使用するなどの工夫が必要になる場合があります。
- メカニカルブレーキ部: ベアリングを追加(内径3mm×外径8mm×幅2.5mmが推奨)することで、スプールが暴れた際の保険や、メカニカルブレーキが奥まで締まりすぎるのを抑える役割が期待できます。
- ハンドルノブ: 他のベイトリールではハンドルノブにベアリングを追加することで巻き心地が向上しますが、AI2000の純正ノブは交換できないタイプであり、追加の報告は少ないです。
- 注意点: 回転がスムーズになることで、バックラッシュの確率も高くなる可能性があるため、マグネットブレーキの調整が重要です。また、ベアリングを増やしすぎると、錆びる箇所が増えるという懸念もあります。
- ハンドルの交換:
- メリット: リールの軽量化、巻き上げ能力の変更(長いハンドルでデッドスロー、短いハンドルで早巻き)が可能です。
- 対応: ダイワ製品の5mm×8mmの穴径を持つハンドルが流用可能とされています。
- マグネットの交換:
- 純正のマグネット(厚さ1.2mm×径5mm、10個)をより強力なネオジム磁石に交換することでブレーキ性能を向上させることができます。
- ただし、厚みのある磁石に交換すると、スプールと物理的に干渉する可能性があり、その場合は磁石受けの軸を0.5mmほど削る必要があると報告されています。
- その他の改造:
- ボディやクラッチレバーに残っているバリを削る。
- メカニカルブレーキ調整蓋の緩さ対策として、ゴムを挟む。
- ギアやワンウェイクラッチに硬めのグリスを塗ることで、巻きの重さが多少増すが、ゴリシャリ感を減らせる。
カスタムには本体価格以上の費用がかかる場合もありますが、リールの分解や構造を学ぶ「教材」としても活用できるでしょう。
ダイソーベイトリールに合うPEライン・ナイロンラインは?

ダイソーのベイトリール「AI2000」のラインキャパシティはナイロン3号が約150mです。釣り糸にはナイロン、フロロカーボン、PEの3種類が一般的であり、それぞれ特性が異なります。
- PEライン:
- 特性: ポリエチレンの細い繊維を編み込んで作られ、圧倒的な引っ張り強度と伸びにくさが最大の魅力です。同じ強さのナイロンやフロロに比べ格段に細く製造できます。感度が高く、アタリが伝わりやすいです。一方で、根ズレに非常に弱く、ハリ・コシがないため風にあおられて絡みつきやすいというデメリットもあります。結束部が弱いため、リーダーとの結束が重要です。
- ダイソーPEライン: 100m330円(税込)で販売されていますが、品質にバラつきがあり、公称号数よりも実測で太い(例えば1号が1.5〜2号相当)という指摘があります。耐摩耗性テストでは、紙やすりで一往復もできずに破断した例も報告されています。プロの釣具店長からは「使えなくはないが、自分は使わない」という厳しい評価も出ています。飛距離が不要で浅い水深を狙う釣り、または予算が限られている場合には選択肢になり得るという意見もあります。
- 巻き方: PEラインを巻く際は、スプールに直接巻くと滑る可能性があるため、下巻きにナイロンラインを巻くか、スプールにテープでしっかりと固定することが推奨されます。また、テンションをやや強めにかけることで空転や糸噛みのリスクを軽減できます。
- ナイロンライン:
- 特性: ビギナーに最も扱いやすいとされる素材で、適度なしなやかさとハリ・コシ、伸縮性があります。ライントラブルが少なく、絡まっても解きやすいのが特徴です。しかし、糸を長く出す釣りではアタリが分かりにくく、アワセの力が伝わりにくい場合があります。また、フロロカーボンに比べ根ズレに弱い傾向があります。
- ダイソーナイロンライン: 7号で実測9.25kgの強度があり、新品の状態で公称強度の81.6%程度と「良い方」と評価されています。ただし、強度の劣化が早く、高切れの可能性もあるため、1〜2回の釣行で巻き替えが推奨されています。
最終的に、ラインの選択は使用するルアーの重さ、狙う魚種、釣り場の環境(岩礁帯か砂地かなど)によって使い分けることが重要です。ドラグが不安定なダイソーベイトリールでは、ラインに傷がないか頻繁に確認し、必要に応じて結び直すことが推奨されています。
ダイソーベイトリールとバックラッシュ対策
「バックラッシュ」とは、ルアーの放出速度よりもスプールの回転速度が上回ってしまい、ラインが絡まってぐしゃぐしゃになる現象です。ダイソーのベイトリール「AI2000」は、その価格ゆえの性能から、初心者にとってはバックラッシュが起こりやすいと感じる場合があります。特に、カスタムでベアリングを追加して回転性能を上げると、バックラッシュの確率も高くなる可能性があります。
しかし、適切な対策を行うことで、バックラッシュのリスクを減らすことができます。
- サミングの習得:
- ベイトリールを使用する上で最も重要かつ不可欠な技術が「サミング」です。
- ルアーが着水するのと同時に親指でスプールを押さえて回転を止めることで、ラインの放出を制御し、バックラッシュを防ぎます。
- AI2000のようにドラグ性能が不安定なリールでは、魚とのファイト中にラインの出を指で調整する「サミング」が主要な手段となることがあります。
- ブレーキの調整:
- 「AI2000」には12段階のダイヤル式マグネットブレーキが搭載されており、これを適切に調整することがバックラッシュ対策の鍵となります。
- 最初は強めに設定する(目安はダイヤル7〜9あたり)と、キャスト時の安定感が格段に増し、初心者でも扱いやすくなります。
- ルアーを付けた状態でクラッチレバーを押し下げ、ルアーがゆっくりと落ちていくスピードにメカニカルブレーキを設定するのが基本です。
- ブレーキを弱く設定しすぎると、ラインが浮きやすくバックラッシュしやすい傾向があります。
- AI2000にはDCブレーキのような電子制御システムは搭載されていません。
- キャスト方法の工夫:
- ルアーを押し出す際に力を入れすぎず、ロッド全体でしなやかに振る「引いて投げる」イメージでキャストすることが推奨されます。手首のスナップを強く効かせすぎると、スプールの初速が上がりすぎてバックラッシュの原因になります。
- 慣れるまでは重めのルアー(10g以上)から使い始めるのが安心です。
- 風が強い日や向かい風の状況では、特に慎重にキャストするか、ブレーキをさらに強めに設定することが望ましいです。
- ライン選択:
- PEラインは伸びが少ないため、バックラッシュした際にラインが切れやすい「投げ切れ」のリスクが高いとされています。初心者にはライントラブルの少ないナイロンラインから始めることが推奨される場合があります。
- スプールの下糸をたくさん巻くと糸噛みが生じやすいため、細糸を巻く場合は浅溝スプールを使用するか、最低限のライン量に抑えることが糸噛み対策になります。
万が一バックラッシュが起きてしまった場合は、焦らずにラインを少しずつ引き戻すことで回避できることがあります。
「AI-2000」のドラグ性能と調整
ドラグは、ベイトリールにおいて大きな魚がラインを引っ張った際に、ラインが切れないように糸を放出する安全装置です。ダイソーのベイトリール「AI2000」のドラグに関する情報は以下の通りです。
- ドラグの仕組み:
- ハンドルの内側にある星形の「スタードラグ」と呼ばれるノブによって調整されます。
- スタードラグを回すことで、締めたり緩めたりしてラインの引き出し強度を調整します。
- ドラグは乾式であると確認されており、その素材や耐久性については懸念の声も挙がっています。
- 公称ドラグ力: 「AI2000」の公称ドラグ力は約5〜6kgです。
- ドラグ音: 一般的にドラグ音は鳴らないとされていますが、スタードラグを回すと「カチカチ」と音が鳴るという報告もあります。
- 性能評価と実釣感:
- 総じて「おまけ程度」の性能と評されることが多く、大物狙いの釣りには推奨されていません。
- 「滑らかではないが、しっかり締まる」という意見がある一方で、「巻き心地はチープでザラつきやカチャつきがある」と指摘されています。
- ドラグ調整が不安定であるという報告もあり、あるユーザーはドラグを一番弱めても「全然出ない」状態から「急にラインが出るようになったりする」といった問題点を指摘しています。このような突然の効きの変化が唯一の不満点であるとも述べられています。
- 実際に30〜35cm程度の小型青物(ツバスなど)とのファイトでは、特に不満なくやり取りができたという報告もあります。ライトゲームにおいては、十分なポテンシャルを発揮するとも言われています。
- ドラグが「ひどい」「マジでカチカチだけど緩い」「でかい魚は絶対止められないレベル」といった非常に厳しい評価もあります。
- 一部のユーザーは、ドラグが「全然使えない」ため、常にドラグをフルロック(完全に締める)状態にし、魚とのやり取りは親指でスプールを押さえる「サミング」で調整する方法を推奨しています。
- ドラグの調整とメンテナンス:
- リールのパッケージには、使用前にスタードラグを締めるよう指示されています。
- 釣行後には、ドラグを締め込んだ状態で真水で洗い、水分をしっかり拭き取って乾燥させることが推奨されます。これにより、内部への水の侵入や塩分の付着を防ぎ、錆の発生を抑えることができます。
- 水洗いの際には、ドラグ部への水の侵入を防ぐため、スタードラグを目一杯締めることが重要です。乾燥させる際には、ドラグをゆるゆるにすると水気が飛びやすいです。
- ドラグ力を確認する際は、500mlのペットボトル(約500g)などを使って調整すると良いでしょう。
ダイソーベイトリール「AI-2000」総括
- 2025年5月17日発売、税込1,100円の低価格ベイトリール
- ギア比5.3:1の右ハンドル専用モデル
- ベアリングはスプール内部に1個、その他はブッシュが使われている
- ナイロン3号約150mのラインキャパシティを持つ
- 12段階ダイヤル式マグネットブレーキを搭載
- 本体重量約200g、スプール重量約22gで比較的重め
- 価格以上の高級感がある見た目と評価される
- 巻き心地に多少のザラつきがあるが許容範囲
- クラッチのON/OFFはスムーズに操作できる
- 軽量ルアーの扱いは初心者にとって難しい場合がある
- 練習用やサブ機として非常に適した評価
- 発売直後から品薄状態が続いており入手が困難
- ダイソー公式アプリや大型店舗での確認が推奨される
- フリマサイトでの高額転売に注意が必要
- 左巻きへのハンドル交換は構造上できない